ピロリ菌に
感染した場合のリスク

ピロリ菌に感染した場合のリスク

ピロリ菌ピロリ菌は感染しただけでは基本的に症状は出ませんが、ピロリ菌(Helicobacter pylori)に感染した結果として合併症が誘発されることにより症状が発生します。
本ページでは、ピロリ菌感染に関連する主なリスクと合併症を説明します。

そもそもピロリ菌って
どうやって感染するの?

経口感染

ピロリ菌の主要な感染経路は、感染者の唾液や口腔から、飲食物、飲み物、または接触によって健康な人に伝播することです。
感染者の唾液や口腔内に存在するピロリ菌が、感染の源となります。感染源から飲食物や飲み物を共有することで感染のリスクが高まります。

家庭内感染

家庭内での感染も一般的です。感染者と健康な家族の間で、共有される食事用具、食品、飲み物、歯ブラシ、キスなどを通じて感染が広がります。

幼児感染

幼児期にピロリ菌に感染することが多く、家族内で感染源となることがあります。
感染者のケアを担当することで、幼児が感染する可能性が高まります。

糞口感染経路

一部の感染源は糞口感染経路を介して伝播されます。これは、不衛生な環境や感染源との接触による感染を指します。感染源の糞便に含まれるピロリ菌が、口に入ることで感染が広がります。

感染経路は人から人への接触によって広がるため、個人の衛生習慣や感染源との接触に注意を払うことが感染を予防するために重要です。
ピロリ菌感染は感染源との密接な接触に関連しており、手洗い、衛生的な調理、共有の食事用具の避け方が感染予防に役立ちます。
感染のリスクを最小限に抑えるためには、個人の衛生習慣を向上させ、感染源との接触を制限することが大切です。

ピロリ菌に感染したことにより
引き起こされる疾患

①胃潰瘍

ピロリ菌感染は胃潰瘍(胃の内壁の潰瘍)の主要な原因の一つです。ピロリ菌が胃の内壁に感染することで、胃酸の分泌が増加し、胃粘膜への損傷が生じやすくなります。これにより、胃潰瘍が発生するリスクが高まります。

➁十二指腸潰瘍

ピロリ菌感染は十二指腸潰瘍(小腸と胃の接合部に生じる潰瘍)の原因ともなります。十二指腸潰瘚は胃潰瘚と同様、痛みや出血の原因となります。

③胃がん

ピロリ菌感染は、胃がんの発症リスクを増加させる要因とされています。長期間にわたる感染は胃粘膜の慢性炎症を引き起こし、その結果、がんのリスクが高まる可能性があります。

④逆流性食道炎

ピロリ菌感染は、逆流性食道炎(食道と胃の接合部に逆流する胃酸による炎症)のリスクを増加させることがあります。

⑤慢性胃炎

ピロリ菌感染は慢性胃炎(胃粘膜の慢性的な炎症)を引き起こすことがあり、消化器系の問題や不快感をもたらす可能性があります。

⑥胃・十二指腸疾患

ピロリ菌感染は、胃十二指腸疾患のリスクを増加させることがあり、これには胃粘膜下のリンパ腫なども含まれます。

感染が進行するにつれて、上記のリスクと合併症の発生リスクが高まります。ピロリ菌感染が疑われる場合、医師に相談し、適切な検査と治療を受けることが重要です。
ピロリ菌感染を適切に管理することで、関連するリスクと合併症の発生を軽減できる可能性があります。

当院は、消化器診療・内視鏡検査に注力しているクリニックとして、患者様に苦痛の少ない内視鏡検査をお届けできるよう、日々研鑽を積んでいます。
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診療科 内科・消化器内科・胃腸内科・

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